Profile

Yuka Miyauchi (Squid artist)

I have been painting pictures of squid ever since I was fascinated by the beauty and taste of squid caught by a neighbor’s uncle.
I paints squid not to paint pictures, but to paint squid.
Every day as I eat squid and paint squid, I feel supported by squid and allowed to paint squid. I am kept alive by squid through painting.
I feel that squid has a great secret to change this world.
I hope the world will become a place where squid life and us are connected unconsciously and we can cherish each other forever.
I will continue to draw squid so that people will be aware that squid were not born only to be consumed as human resources and that all life is part of the earth, one life.
I draw squid with squid as my material.
I paint squid with sepia ink made from squid ink used by Rembrandt and da Vinci, and with paint I made myself by processing cuttlefish shells, which are scientifically considered cuttlebone, into gofun (shell-like powder).
His techniques are watercolor and oil painting. In watercolor, he mainly uses squid ink, cuttlefish shell, and transparent watercolor, while in oil painting, squid ink is applied to the underpainting.


イカ画家 宮内裕賀 Yuka Miyauchi
近所のおじさんが釣ってきたイカの美しさと美味しさに魅了され、以来ひたすらイカの絵を描き続けている。

絵を描くためにイカを描いているのではなく、イカを描くために絵を描いている。
イカは過酷な自然から、美や生をもたらしてくれる神のような存在であると信じている。
毎日イカを食べ、イカを描いていると、イカに支えられイカを描かされていると感じるようになった。私は描くことでイカに生かされてる。
イカは何か、この世を変える大きな秘密を持っているのではないかという気がしている。
イカの生命と私たちが無意識下で繋がって、ずっとお互いを大切にしていく世界になって欲しい。
イカは人間の資源として消費されるためだけに生まれたのではないこと、全ての生命は、地球の一部であり一つ一つの命であることを意識してもらえるように描き続ける。

イカでイカを描いている。
レンブラントやダヴィンチも使用していたイカ墨から作られたセピアインク、学術的にも貝殻とされるイカ甲を胡粉に加工し自作した絵の具でイカを描いている。
技法は、水彩・油彩。水彩は主にイカ墨とイカ胡粉と透明水彩で描画、油彩はイカ墨で下描きをし上から絵具で着彩している。

主な経歴

1985 鹿児島県生まれ、鹿児島県在住
2004 イカに出会う
2007 タラデザイン専門学校卒業
2018 イカ画業専業になる
2019 日本いか連合幹部


主な受賞歴

2010 
第14回ナマ・イキVOICEアートマーケットグランプリ

2019 
TOKYO MIDTOWN AWARD 2019 アートコンペ 準グランプリ

2020 
マネックスグループART IN THE OFFICE 2020

2022 
第10回美の起原展特別賞

2023
令和5年度鹿児島県芸術文化奨励賞



主な展示歴

・個展

2011 
「イカ展」レトロフトMuseo(鹿児島)

2012
「イカ展」福岡アジア美術館交流ギャラリー(福岡)

2014 
「イカがなmono図鑑展」イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫(東京)

2015 
「全国いか加工業協同組合創立50周年記念式典 イカ画家宮内裕賀展」ホテルオークラ東京(東京)
「国際頭足類諮問委員会函館会議(CIAC2015)イカ画家展示」函館国際ホテル(北海道)

2018 
「イカスイム」レトロフトMuseo(鹿児島)

2019 
「水光る町の呼子イカ画展」鯨組主中尾家屋敷(佐賀)

2022 
「イカ画家宮内裕賀 個展@呼子いか道楽」いか道楽(佐賀)

2023 
「イカセカイ」鹿児島県霧島アートの森(鹿児島)



・グループ展

2012 
「九州アート全員集合展」熊本市現代美術館(熊本)

2015 
「第30回 国民文化祭・かごしま2015開催記念特別展示 アートな海のいきものたち」いおワールドかごしま水族館(鹿児島)
「Cephalopod Interface in Hawai‘i」ハワイ大学(アメリカ)

2017 
「Cephalopod Interface in Crete」クレタ水族館(ギリシャ)
「『大隅アートライブ』展 ~カミは“すみ”に宿る~」横瀬古墳(鹿児島)

2019
「第22回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館(神奈川)

2020 
「Street Museum」東京ミッドタウン(東京)
「アートマEX.」アミュプラザ鹿児島(鹿児島)

2021 
「フロム・ジ・エッジ ―80年代鹿児島生まれの作家たち」鹿児島市立美術館(鹿児島)

2022 
「アートマEX.」霧島アートの森(鹿児島)
「第10回美の起原展」美の起原(東京)

2024
「VOCA展2024 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」上野の森美術館(東京)



主な活動歴

・コラボ

2012 
「イカフェア」ホテルオークラ福岡(福岡)



・公開制作

2013 
「第56回全国すし連鹿児島大会」鹿児島アリーナ(鹿児島)

2021 
「アートラボ イカ画家 宮内裕賀 公開制作交流『イカイカ天国』」いきいきセンターくりの郷(鹿児島)

・講演会
2020 
「異なるイカ職人~イカに生かされる異職の人の話~」いおワールドかごしま水族館(鹿児島)



主な出演歴

2012 
釣りビジョン「五畳半の狼」#561宮内裕賀(1) #561宮内裕賀(2)

2014 
日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」
テレビ朝日「『ぷっ』すま」『イカ部 第7弾』『イカ部 第8弾』

2017 
NHK総合「4時も!シブ5時」

2018 
BSプレミアム「ヤミツキ人生」

2019 
鹿児島テレビ「イカを描く~イカ画家・宮内裕賀」

2021 
フジテレビ「KinKi Kidsのブンブブーン」

2023 
関西テレビ「堂本剛の今夜はやり過ごさナイト」


主な掲載歴

2013 
モノ・マガジンにてイカコラム連載開始「イカがなモノ図鑑」「それでいいじゃなイカ」「日本イカ化計画」〜2024年3月まで

2012 
日本経済新聞「文化面」8月2日

2018 
ユリイカ(青土社) 特集=図鑑の世界 10月号 寄稿

2019 
朝日新聞「ひと」11月7日

2021 
水産経済新聞「魚食にっぽん」12月27日


鹿児島県霧島アートの森「イカセカイ」
https://open-air-museum.org/event/event-40559

ART IN THE OFFICE 2020
https://www.monexgroup.jp/jp/esg/art_in_the_office/2020.html

TOKYO MIDTOWN AWARD 2019 アートコンペ
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2019/art.html

KAMADO Art To Business vol.1
https://kamado-japan.com/series/01/

tagboat 宮内裕賀 アーティストインタビュー イカの魅力を追求する 
https://tagboat.tokyo/artistinterview/yukamiyauchi

tagboat 特集 宮内裕賀 イカへの突き抜けたこだわり
https://tagboat.tokyo/specialfeature/yuka_miyauchi

Withnews イカだけ描く「イカ画家」の謎すぎる生態 バイト後ダッシュで水槽へ 2017年07月20日
https://withnews.jp/article/f0170720000qq000000000000000G00110601qq000015583A

ORIKON NEWS 女性“イカ画家”が感じる魅力とこだわり「艶めかしさといかがわしさが共存」 2019年12月13日
https://www.oricon.co.jp/confidence/special/54046/

朝日新聞デジタル ほぼ毎晩イカの夢、イカだけ描き13年 女性画家が個展 2018年3月21日
https://www.asahi.com/articles/ASL3J677BL3JTLTB00V.html

朝日新聞デジタル イカスミの絵の具も使って… イカ描き続ける画家が個展 2019年2月9日
https://www.asahi.com/articles/ASM274WQFM27TTHB00F.html

西日本新聞 イカの町で「イカ画」個展 唐津・呼子町 鹿児島の宮内さん、イカ墨でパフォーマンスも 2019年2月5日
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/484471/

朝日新聞デジタル イカ愛しすぎて、イカしたイベント イカ墨で描く体験も 2020年10月11日
https://www.asahi.com/articles/ASNBC45H4N9YTIPE02F.html

西日本新聞 呼子にオブジェ完成 名物イカのステンドグラス 青年団など企画 2021年3月29日
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/714598/

魚食にっぽん[131]イカがもっと好きになる/イカ画家・宮内裕賀さん 2021年12月27日
https://www.suikei.co.jp/魚食にっぽん[131]イカがもっと好きになる/

西日本新聞 毎日食べ、描き続けるイカ「とりつかれた」鹿児島の画家の20年 2023年4月12日
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1078967/